第 3 章:
UnixWare 7 のインストール
この章では、UnixWare 7 オペレーティングシステムのインストール方法について説明します。特に以下の項目を重点的に取り上げます。
プロンプトに対する応答方法
新規インストレーション
アップグレードインストレーション
プロンプトに対する応答方法
インストールの初期段階 (ソフトウェアのロードが始まる前) で、プロンプトに応答して情報を入力する場合、以下のキーを使用してください。
ヘルプの表示
選択項目の変更または表示
メディアからの読み込み、メディアへの書き込み
拡張パラメータの設定
設定の延期
1 画面戻る
1画面進む
下に移動
上に移動
選択項目内の移動
リスト内の項目の選択
項目の適用
項目の入力
間違った情報を入力してしまったときは、
キーまたは Hを使用して、行末から1文字削除します。<Bksp> キーまたは <Ctrl>-<H> 消去を使って、行末から 1 文字削除します。 新規インストレーション
UnixWare 7 のインストールを始める前に、「インストールの準備」を読んで、必要な「インストレーションチェックリスト」をすべて記入してください。また、各ライセンスのライセンス別デフォルトパッケージ選択については、「ソフトウェアのライセンス」を参照してください。
ここで説明する手順に従って、UnixWare 7 Release 7.1.3 をシステムにインストールします。
手順 1. インストールを始める前に、システム上のすべてのデータの最新のバックアップが取ってあるか確認します。オプションとして、インストレーション中にユーザデータと DOS パーティションを含む、ハードディスク上のすべてのデータを上書きすることも可能です。
手順p 2. 新規インストレーションを開始する方法は、CD-ROM からインストールするか、ネットワークからインストールするか、およびシステムがブート可能 CD-ROM をサポートしているかによって変わります。
a. ブート可能 CD-ROM を使ってインストールを始め、ディスケットは使わない場合
コンピュータの電源を入れて、システムのブート可能 CD-ROM ドライブに Base Operating System CD 1 (CD #1) を入れます。システムの電源が既に入っている場合、CD #1 をブート可能 CD-ROM ドライブに入れてから、システムをリブートします。
b. インストレーションディスケットと CD-ROM を使ってインストールを始める場合
電源を切った状態で、「UnixWare 7 Installation Diskette 1 of 2」というラベルが付いているディスケットをディスケットドライブ入れてから、システムの電源を入れます。1 枚目のインストレーションディスケットのロードが終わったら、2 枚目のディスケットを入れて <Enter> を押します。
c. 事前に設定されているネットワークサーバからインストールを始める場合
電源を切った状態で、「Network Installation Diskette 1 of 2」というラベルが付いているディスケットをディスケットドライブ入れてから、システムの電源を入れます。1 枚目のネットワークインストレーションディスケットのロードが終わったら、2 枚目のディスケットを入れて <Enter> を押します。
選んだ方法に関係なく、ハードウェア情報とシステムロゴがシステムで表示されたら、インストレーションプログラムで使用する言語の設定を要求するプロンプトが表示されます。必要な言語を選択し、<Enter> を押します。しばらくすると、[ウェルカム] 画面が表示されます。
手順 3. [ウェルカム] 画面で、以下のいずれかを行います。
a. 以前の UnixWare 7 のインストールで保存したインストレーション応答ディスケットがある場合、ディスケットドライブに入れて、<F3> を押します。ディスクのロード後、<F10> を押して先に進みます。
b. 応答ディスケットがない場合、<F10> を押して先に進みます。
手順 4. インストレーションチェックリストに記入した情報に従って、地域、ロケール、キーボード情報を後続の画面に入力します。
手順 5. ライセンス情報を入力してから <F10> を押すか、<F8> を押してライセンスの取得を延期し、60 日間評価ライセンスを使ってシステムをインストールします。 詳細については「ソフトウェアのライセンス」を参照してください。
ライセンス情報を入力した場合、登録情報を入力するよう要求されます。詳細については、「登録」を参照してください。以下のいずれの方法で登録します。
a. 要求された情報を入力し <F10> を押します。
b. Volution Manager Client (UnixWare 7 システム上で稼働) と Volution Manager Server (UnixWare 7/LKP または OpenLinux で稼働) を使ってシステムソフトウェアを管理する場合、<F6> を押します。
c. インストールが完了するまで登録情報の入力を延期する場合 ([ライセンス管理] を使って登録する場合)、<F8> を押します。
手順 6. システムプロンプトに、ハードウェアの設定情報をロードするように要求するメッセージが表示されます。ベンダーから提供された HBA ディスケットがなく、CD-ROM またはネットワークインストールサーバからインストール中の場合、[インストールの続行] を選択し <F10> を押します。それ以外の場合は [HBA ディスケットのインストール] を選択し <F10> を押します。HBA ディスケットは次の順番で入れる必要があります。
1. ベンダーから提供された HBA ディスケット。システム用のホストバスアダプタドライバが格納されています。このようなディスケットがいつも必要とは限りません。
2. ベンダーから提供されたその他のディスケット。HBA 以外のドライバが格納されています。このようなディスケットもあるとは限りません。
3. UnixWare 7 の HBA ディスケット 1 と 2。この 2 枚のディスケットはブートフロッピーを使ってインストールを始めるのに必須です。
すべての HBA ディスケットがロードされるまで、画面に表示されるプロンプトに従って操作します。最初にロードされた HBA ディスケットは、それ以降にロードされる HBA ディスケットよりも優先されます。ベンダーから提供された HBA ディスケットがない場合ば、UnixWare 7 の HBA ディスケットだけをロードします。
すべての HBA ディスケットインストールしたら、[インストールの続行] を選択して <F10> を押します。
手順 7. デバイス設定ユーティリティ（DCU）の画面で、DCUに入り、ハードウェアドライバを設定するかどうか選択することができます。
インストレーションプログラムの実行中は、UnixWare 7 をインストールするのに必要なデバイスだけを設定してください。他の周辺装置は、システムをインストールした後で DCU を実行すれば設定できます。
- ほとんどのホストアダプタと CD-ROM デバイスは、UnixWare 7 によって正しく自動検出されます。そのような場合は、[ドライバの自動設定 (DCUを実行しない)] を選択し、<F10> を押します。
- 場合によっては、DCU を実行し、インストレーションに必要なデバイス、例えば CD-ROM ドライブなどを設定する必要があります。その場合には、[ドライバの手動設定 (DCUを実行する)] を選択し、<F10> を押します。デバイス設定ユーティリティの使用法については、「ハードウェアの設定」（79ページ）を参照してください。
A上記のいずれかを選択すると、検出されたドライバ、あるいは選択されたドライバが、インストール対象として表示されます。
手順 8. システムのノード名を入力し、<F10> を押します。完全なノード名 (ドメインを含む) を入力しないでください。ドメイン名は、後でネットワークを設定する際に入力されます。
手順 9. [インストール方法] 画面で、以下のいずれかを選択します。
a. CD-ROM からのインストール
CD-ROM をドライブに入れて、<F10> を押します。
b. TCP ネットワークサーバからのインストール
<F10> を押して先に進みます。
手順 10. 最大 2 台の検出されたハードディスクを設定します。
- 「TCP ネットワークインストレーションの設定」の手順を行ってから、手順 10 に戻ります。
<Tab> キーを使用して設定するディスクを選択し、<F2> を押します。以下のいずれかを選択します。
a. ディスク全体をUNIXに割り当てる
全ディスクを UnixWare 7 に使用して、他のパーティション上の既存データを消去します。
b. パーティションのカスタマイズ
パーティションテーブルを編集するか、既存のパーティションを保持します。「パーティションのチェックリストと注意事項」の情報を入力し、<F10> を押します。
c. 変更しない
2 台目のディスクの変更をスキップします。このオプションは、1 台目のディスクには適用されません。
また、[パーティション情報の再ロード] を選択し、ハードディスクの設定をインストール開始時の状態でリストアすることもできます。
両方のハードディスクに対する選択が完了したら、<F10> を押します。
手順 11. ファイルシステムとスライスをカスタマイズするかどうかを選択します (ファイルシステムのデフォルトについては、「ファイルシステムのチェックリスト」を参照してください)。
以下のいずれかを選択し、<F10> を押します。
手順 12. 特殊なディスクオペレーションをカスタマイズするかどうか選択します。
- デフォルトのファイルシステムサイズとタイプを使用する
ほとんどのインストレーションプロファイルでは、デフォルト設定が使用できます。- ファイルシステムサイズをカスタマイズする
「ファイルシステムのチェックリストの情報に従って、ファイルシステムテーブルを変更し、<F10> を押します。
ディスクジオメトリをリセットすると、非 UNIX パーティション上のデータも含め、ディスク上のすべてのデータが失われます。このオプションはデフォルトでは選択されません。使用するときには注意が必要です。
以下のいずれかを選択し、<F10> を押します。
ディスクオプションのデフォルトを用いる
ディスクオプションをカスタマイズする
手順 13. システムプロファイルを選択します。
手順 14. ネットワークインストレーションを行っていないときにネットワークパッケージを選択した場合、システムはネットワークアダプタの検出を試みます。
- ライセンスに基づいた初期設定どおりのソフトウェア、�®規模構�®、あるいは OSMP を除く全パッケージをインストールするには、適切な選択項目を強調表示して <F10> を押します。
- コンフィ�®ュレーションをカスタマイズするには (サービスやパッケージを追加または削除するには)、[パッケージのカスタマイズインストール] を強調表示して、手順 14 に進む前に「手作業によるセット、サービス、およびパッケージの選択」の手順を実行します。
手順 15. 以下のいずれかを選択して、アダプタを選択するか、ネットワーク設定を延期します。
システムによる自動検出
上に表示の検出されたアダプタから選択する
サポートされているアダプタのリストから選択する
ネットワーク設定を延期する
「ネットワークアダプタのチェックリスト」に従ってネットワークカードの設定パラメータを入力し終えたら、<F10> を押します。後続の数画面で、以下のサービス (インストールした場合) 用のネットワーク設定情報を入力します。後続の数画面で、「TCP/IP チェックリスト」と「ネットワークインフォメーションサーバのチェックリスト」に従って、該当するネットワーク設定情報を入力します。
ネットワーク設定は、延期しないことをお勧めします。TCP/IP 設定を延期すると、NIS 設定も自動的に延期されます。
手順 16. 後続の画面で、「一般的なインストレーションチェックリスト」の情報に従って、日付と時刻、セキュリティレベル、システムの所有者、および root (スーパーユーザ) のデータを入力します。
root ユーザのパスワードを忘れてはいけません。root ユーザのパスワードを忘れた場合、リストアするにはシステムを再インストールしなければなりません。
手順 17. ライセンス条項を読み、[同意する] を選択してから、<F10> を押して先に進みます。
手順 18. インストールを続行し、アクティブなパーティション内と (選択した特殊ディスクオプションによっては) 他のパーティション内のデータを削除してもかまわないか確認するプロンプトが表示されます。この時点で、以下のいずれかを選択できます。
手順 19. システムにソフトウェアをインストールすることを確認すると、ディスクのセットアップ後に、あるいは不良トラックの検出後に、ソフトウェアのロードが始まります。ソフトウェアのロードは、インストールで最も時間のかかる作業ですが、何もしなくても進行します。プログレスインディケータにより、インストールの進行状況が分かります。
ソフトウェアがロードされた後、カーネル (/stand/unix) の再構築が行われます。この作業には数分間かかります。
手順 20. カーネルの再構築が正常終了したことを示すメッセージが表示されたら、システムのドライブからディスケット、テープ、CD-ROM を取り出し、何かキーを押してリブートします。
手順 21. システムのリブート後、マウス設定情報を入力します。
マウスタイプとボタン数を選択したら、マウスをテストします。マウスを動かし、ボタンを押して、マウスが正常に機能しているか調べます。
マウスの設定が正しい場合、インストールの先に進みます。設定が正しくない場合、[マウス設定] 画面に戻ります。
手順 22. Updates CD #2 を入れるよう要求するプロンプトが表示されます。ライセンスに基づいてインストール可能な製品は、デフォルトで強調表示されています。製品を選択または選択解除することにより、デフォルトの選択を変更できます。Updates CD #2 のインストールは、延期することもできます。
手順 23. CD #2 をインストール (または延期) した後で、Optional Services CD #3 を入れるよう要求するプロンプトが表示されます。メニューからインストールしたい製品を選択します。Optional Services CD #3 のインストールも、延期することができます。
手順 24. CD #2 で Linux Kernel Personality のインストールを選択した場合、OpenLinux 3.1.1 Distribution CD #4 をインストールするよう要求するプロンプトが表示されます。CD-ROM ドライブに CD を入れて <Enter< を押すと、OpenLinux 3.1.1 のインストレーションプロファイルを選択するよう要求されます。OpenLinux のインストレーションプロファイルについては、「Linux Kernel Personality のインストール」を参照してください。プロファイルを選択して <Enter< を押すと、OpenLinux ソフトウェアが CD からコピーされます。ソフトウェアをインストールすると、多様なユーティリティおよびパッケージのコンフィ�®ュレーションスクリプトが実行されます。Linux Kernel Personality のインストールが完了したことを示すメッセージが表示されたら、<F10> を押します。
手順 25. システムはマルチユーザモードで自動的にブートします (CD #2 または CD #3 からソフトウェアをインストールした場合、まずカーネルの再構築が行われます)。グラフィカルログイン画面が、システムコンソールに表示されます。
手順 26. この時点で、システムにログインし、追加のパッケージを他の CD (UnixWare 7 Development Kit CD-ROM、Skunkware、Supplementary Linux Software CD など) から追加できます。UnixWare 7 の各 CD に格納されているパッケージのリストについては、「CD-ROM の内容」を参照してください。CD #2 および CD #3 からのソフトウェアのインストールなど、最初に行うセットアップ作業については、「インストール後の作業」を参照してください。
Linux Kernel Personality のインストール
デフォルトでは、Linux Kernel Personality (LKP) は UnixWare 7 インストレーションプログラムの一部としてインストールされます。デフォルトでインストールする代わりに LKP の選択を解除して UnixWare 7 インストレーションから LKP を除外し、後から手動で LKPを インストールすることもできます。
Installation CD #1 には、基本オペレーティングシステムが格納されており、LKPをサポートするのに必要なファイルが含まれています。このようなファイルはインストレーションプログラムの一部として自動的にインストールされます。
Updates CD #2 には、LKP ソフトウェアと、LKP のオンラインドキュメントlkpdocを格納したlxcompat パッケージが格納されています。
インストレーションプログラムまたはアップグレードプログラムの一部として LKP をインストールしない場合、稼働しているシステムに対して以下の手順を行います。
手順 1. Updates CD #2 を CD-ROM ドライブに入れて、次のコマンドを入力します。
/usr/bin/lkpinstallパッケージ選択画面が表示され、インストールするパッケージを選択することができます。続いて LKP パッケージがインストールされます。
手順 2. LKP パッケージのインストールが完了したら、Updates CD #2 を取り出して、OpenLinux CD #4 を CD-ROM ドライブに入れます。インストレーションプロファイルを選択するよう要求するプロンプトが表示されます。インストレーションプロファイルの選択肢は、以下のとおりです。
(推奨) OpenLinux CD に格納されているすべての非商用ソフトウェアをインストールします。
Web サーバを構築するのに適したパッケージをインストールします。
ファイルおよびプリントサーバに最適なパッケージのセットをインストールします。
DHCP、NNTP、Sendmail、FTP など、基本的なネットワークサーバの構築に適した汎用的なサービスのセットをインストールします。
基本的な OpenLinux システムをインストールします。より高度にカスタマイズしたサーバ用の基本システムとして使用する場合に選択します。
手順 3. OpenLinux CD からパッケージをすべてインストールして設定したら、以下の 2 つのファイルで結果をチェックできます。
/linux/var/tmp/lxrpms.log /linux/var/tmp/lxrpms.errLKPを効果的に使用するには、少なくとも 128 MB の RAM が必要です。別の CD-ROM に格納されている OpenLinux ディストリビューションのすべてのパッケージ (推奨方法) をインストールするには、ルート (/) ファイルシステムに約1.5 GB のディスク容量が必要です。
監査機能は、システムの Linux モードのアクティビティに関する監査レポートを生�®できません。詳細については、「監査機能をオンに設定する」を参照してください。
TCP ネットワークインストレーションの設定
新規インストレーションの手順 9 で [TCP ネットワークサーバからのインストール] を選択し、事前に設定されているインストレーションサーバから UnixWare 7 Release 7.1.3 をインストールする場合、以下の手順に従ってシステムを設定します。
手順 1. [ネットワークインストールサーバの設定] 画面で、[ネットワークアダプタの設定] を選択します。
手順 2. システムが、ネットワークアダプタの検出を試みます。
[ネットワークアダプタの選択] 画面で、ネットワークアダプタを選択します。以下のいずれかを選択します。
検出されたアダプタを使用する
検出された複数のアダプタから選択する
サポートされているアダプタのリストから選択する
手順 3. 適切なネットワークユーティリティディスケットを入れて、<Enter> を押します。
手順 4. 「ネットワークアダプタのチェックリスト」に従って、選択したアダプタに必要な設定パラメータを入力します。<F2> を押すと、各パラメータに対して有効な選択肢のリストが表示されます。すべてのパラメータの入力が終了したら、<F10> を押します。
手順 5. [ネットワークプロトコルの設定] を選択します。[TCP/IP 設定] 画面が表示されます。
手順 6. 「TCP/IP チェックリスト」に従って、TCP/IP 設定パラメータを入力し、<F10> を押します。when done.
手順 7. 選択したネットワークアダプタが正しく設定されており、インストールサーバが要求に応答するのであれば、新規インストールの手順 10 に戻ります。
インストールサーバが応答しない場合、プロトコルパラメータを再設定しなければならないことがあります。例えば、別のサーバアドレスを指定してみます。
手作業によるセット、サービス、およびパッケージの選択
新規インストールの手順 13 で [パッケージのカスタマイズインストール] を選択したときは、以下の手順に従います。
手順 1. リストから設定するセットを選択し、<F10> を押します。
各セットは複数のサービスから�®り、サービスには個々のパッケージが含まれています。各サービスは、事前に入力したエディションライセンスに基づいて、一部のサービスがインストールされるか (一部)、すべてのサービスがインストールされるか (全部)、あるいは、何もインストールされません (なし)。
手順 2. カスタマイズしたいサービスを強調表示して、<F2> を押します。以下のいずれかを選択します。
個々のパッケージを選択
全パッケージを選択 (全部)
パッケージを選択しない (なし)
手順 3. パッケージごとに、スペースバーを押して選択のオン (*) とオフ ( ) を切り換えます。パッケージリストを上下に移動するには、<PgUp> キーと <PgDn> キーを押します。
選択が完了したら、<Enter> を押します。
手順 4. 設定したいサービスごとに手順 2 と手順 3 を繰り返します。すべてのサービスを設定したら、<F10> を押します。
手順 5. 設定する他のセットを強調表示して、手順 1 から手順 4 を繰り返します。
セットの設定が完了したら、[現在の選択を適用して次に進む] を選択し、<F10> を押します。
手順 6. 選択したパッケージと選択解除したパッケージの間に依存関係がある場合は、以下のいずれかを選択します。
自動的に依存性を解決
必要なパッケージのリストを表示
サービス/パッケージ選択画面に戻る
手順 7. 依存性に関する問題がすべて解決できたら、新規インストールの手順 14 に戻ります。
アップグレードインストレーション
[アップグレードウィザード] を使用して、UnixWare 7 Release 7.1.1 システムまたは Open UNIX 8 Release 8.0.0 システムを UnixWare 7 Release 7.1.3 にアップグレードします。
[アップグレードウィザード] の機能
システムをアップグレードする際、[アップグレードウィザード] はデフォルトのソフトウェア選択と、システムの基本ライセンスおよびインストール済みソフトウェアをインテリジェントに対応させます。アップグレード作業の全体でデフォルトのソフトウェア選択を選んだ場合、システムにはそのシステムで利用可能なすべてのソフトウェアのアップグレードが適用されます。
デフォルトのソフトウェア選択は、[アップグレードウィザード] のソフトウェア選択画面で不要なソフトウェアを選択解除したり、インストールしていないソフトウェアを追加したりすることにより変更できます。
アップグレードしたシステムが正しく機能し、サポートできるようにするため、[アップグレードウィザード] は、Updates CD-ROM に格納されているコンポーネントの内、すでにシステムにインストールされているものは必ずアップグレードします。例えば、[アップグレードウィザード] を起動して Release 7.1.3 をインストールすると、X11 パッケージは (ソフトウェアのアップグレードを選択解除しない限り) 自動的にアップグレードされます。
加えて、[アップグレードウィザード] を起動すると、UpdateSet パッケージが自動的にインストールされます。以降の起動で [アップグレードウィザード] が再度適用しなければならないパッケージを検出した場合、UpdateSet パッケージは自動的にインストールされます。
最後に、システム上のホストバスアダプタ (HBA) も、アップデート CD-ROM に新しいバージョンが格納されている場合は、すべてアップグレードされます。
[アップグレードウィザード] を使ってシステムをアップグレードしてある場合、Updates CD #2 から Release 7.1.3 システムに、追加のソフトウェアを追加 (または既に追加されているソフトウェアを再インストール）することができます。CD #2 プライマリ CD-ROM ドライブに入れて、次のコマンドを入力します。
pkgadd -d cdrom1上記のコマンドは、CD に格納されているインストール可能なパッケージをすべて表示します。また、scoadmin application installer コマンドを使って ([アプリケーションインストーラ] を起動して)、Updates CD からパッケージをインストールすることもできます。
アップグレードの実施方法
Updates CD #2 を使ってご利用のシステムをアップグレードするには、以下の手順に従います。
手順 1. pkginfo -l uli コマンドを入力して、最新版の [アップグレードウィザード] がインストールされているか確認します。最新版は pkginfo コマンドの出力の PSTAMP 変数の値が update713 です。最新版がインストールされていない場合、Release 7.1.3 Updates CD #2 または事前に設定されているネットワークインストレーションサーバからインストールしてください。
a. CD からインストールする場合、CD を CD-ROM ドライブに入れて、次のコマンドを入力します。
pkgadd -d cdrom1 uli
b. 事前に設定されているネットワークインストレーションサーバからインストールする場合、次のコマンドを入力します。
pkginstall -s server uli
ここで server はネットワークインストレーションサーバのノード名か IP アドレスです。
手順 2. [アップグレードウィザード] を起動します。
手順 3. [ウェルカム] 画面が表示されます。以下のボタンを使用して [アップグレードウィザード]を操作し、ヘルプを読みます。
戻る
次へ
取り消し
ヘルプ
[次へ] をクリックして先へ進みます。
手順 4. ソフトウェアライセンス使用許諾書を読んで、ライセンス条項に同意する場合は [同意する] をクリックします。
手順 5. [アップグレードウィザード] は、システムに現在インストールされているエディションライセンスの検出を試みます。ライセンス情報が正しく検出されなかった場合、旧版のエディションライセンス (UnixWare 7 Release 7.1.1 または OpenUNIX 8 Release 8.0.0 のインストール時のライセンス) のライセンス番号、ライセンスコード、ライセンスデータを入力する必要があります。必要なデータを入力したら、[次へ] をクリックします。ライセンス情報の入力を要求するプロンプトが表示された場合は、[ライセンス管理] を起動して、[ライセンス] - [表示] コマンドメニューを使って現在のエディションライセンス情報を確認してください (詳細については、「[ライセンス管理] の起動方法」を参照してください)。
手順 6. Open UNIX 8 Release 8.0.0 システムをアップグレードする場合、手順 7 に進みます。UnixWare 7 Release 7.1.1 システムをアップグレードする場合、アップグレードライセンスのライセンス番号、ライセンスコード、ライセンスデータを入力してから、[次へ] をクリックします。
手順 7. システムに複数の CD-ROM ドライブがある場合、インストレーションに使用する CD-ROM ドライブを選択し、[次へ] をクリックします。
手順 8. プロンプトが表示されたら、指定した CD-ROM ドライブに Updates CD #2 を入れて、[次へ] をクリックします。
CD-ROM が検証され、読み込まれます。UpdateSet パッケージは、この時点でインストールされます。UpdateSet をインストールした後で、システムをリブートするよう指示するメッセージが表示されます。
手順 9. Updates CD #2 に格納されているソフトウェアの選択画面が表示されます。
アップグレードのデフォルトのソフトウェア選択は、以下の情報に基づいて決定されます。
次の作業を行えます。
ソフトウェアを選択し終えたら、[次へ] をクリックします。
手順 10. 選択したソフトウェアが表示されます。[次へ] をクリックしてソフトウェアをインストールするか、[戻る] をクリックして前の画面に戻り選択内容を変更します。
[次へ] をクリックすると、この CD-ROM のソフトウェア選択画面には戻れません。選択したソフトウェアがインストールしたいソフトウェアであることを確認してください。
手順 11. 各パッケージがシステムにインストールされます。パッケージのインストールにユーザ入力が必要なときは、プロンプトに従って必要なデータを入力します。[アップグレードウィザード] が全パッケージをロードし終えたら、次の手順に進みます。
ライセンスエディションで使用可能ではないデフォルト以外のパッケージを選択した場合、そのソフトウェアは 60 日間評価ライセンスでインストールされます。このソフトウェアを継続して使用する場合は、ベンダーに連絡して完全なライセンスを購入した上で、[ライセンス管理] を使って新規ライセンスを適用してください。詳細については、「ライセンスのエディション」と「[ライセンス管理] の使用法」を参照してください。
手順 12. プロンプトが表示されたら、CD-ROM ドライブに Optional Services CD #3 を入れて、[次へ] をクリックします。CD-ROM が検証され、読み込まれます。
手順 13. Linux Kernel Personality のインストールを選択した場合、OpenLinux CD #4 を CD-ROM ドライブに入れるよう要求するプロンプトが表示されます。Linux インストレーションプロファイルの詳細については、「Linux Kernel Personality のインストール」を参照してください。この CD のインストールが終わると、アップグレードは次の手順に進みます。
手順 14. Optional Services CD #3 に格納されているソフトウェアの選択画面が表示されたら、手順 9 と同様の方法でソフトウェアを選択し、[次へ] をクリックします。
手順 15. ソフトウェアの選択内容を変更する場合は、[戻る] をクリックします。[次へ] をクリックすると、Optional Services CD から選択したソフトウェアがインストールされます。インストールの進行に従って、各アプリケーションに適切な情報 (ライセンスおよび設定情報など) を入力するよう要求されます。
手順 16. [終了] をクリックして、[アップグレードウィザード] を終了します。
変更を有効にするためにシステムを再起動する必要がある場合、ウィザードはその旨を通知します。
システムをアップグレードした後、ただちに緊急リカバリ媒体を作�®し直してください。詳細については、オンラインヘルプ http://localhost:8458 の「バックアップとリストア」の「緊急リカバリ媒体の作�®と使用」を参照してください。